当時、シュートの技術においては先駆的立場にいたであろう、山崎一夫を前にして、一歩も引かない小林を見て、痺れた!



これぞ、新日イズムでは無いか??
並みのレスラーなら、ビビってしまう所だ。

正直、小林にあまりガチンコ・シュートの印象は無かったのだが、この試合を見ると、がぶりをスイッチで切り返しに行くシーンが見られた。
しかも何度も。

レスリングをやった人間なら分かると思うが、この動きはキツいのだ。
その動きを、この緊迫した場面において自然に出している。


その根底には、やはりセメントの練習に裏打ちされたものがあったのだろうか?

もしかしたら、レスリングの同じ維新軍の長州・谷津に稽古をつけられていたのだろうか?

・・・そんな妄想をしてしまう。

そう言えば、斉藤との試合でも、胴着を使って体落としや絞めと言った、柔道の技を見せていた記憶がある。



道場伝説において、小林の事が語られる事はほとんど無いが、色々妄想してしまった。
維新軍の練習はどのようなものだったのだろうか・・・?