ちょっとこの試合を見て欲しい!

まさしく回転体では無いか!!

そして、所謂シュートの試合では無いが、お互いの寝技の技術をガチでぶつけ合っている!!

最初、ブリスコの方から仕掛け、猪木が呼応して技術の応酬になったように見える。
ジャック・ブリスコは、アマレスで全米学生王者になっているのだ。
そのブリスコに対して、一歩も引かない猪木の強さ・フィジカルと来たら・・・。


これは71年の映像。デビューから約10年。ドリーファンクJr.と戦ったのもこの辺り。
恐らく、猪木が肉体的に最も充実していたのは、この時では無かったのだろうか・・・?
日本プロレス時代なので、社長業に時間を取られる事も無い。


猪木と言えば、ダブルジョイント・脱力と言った、柔のイメージがあるが、この試合を見るとフィジカル、特に背筋力・ブリッジ力が強かったんでは無いか?と思える。
恐らく、キャリアを重ねて首等にダメージが蓄積したり、格闘技のベースを持ったフィジカル・モンスターとやり合った結果、柔のスタイルになったのでは無いだろうか・・・?


よく、日本プロレス時代の選手やマサ斉藤が、猪木はとにかく練習をした、強かったと言うが、本当にそうだったのだろう。
格闘技のベースが無ければ、ちょっと太刀打ち出来なかったに違いない。

知りたいのは、一体誰に技術を教わったのか?という点た。
ゴッチ・・・?ゴッチはここまで引き出しが多かったのだろうか・・・?
これがキャッチレスリングの凄さなのか??
推測だが、スパーを繰り返す中で、猪木自身が習得した部分が多いように思う。


かつて猪木が強さを本気で追い求めていたというのは、本当なのだろう。


驚くべきなのは、格闘技の基礎の無い猪木が、きちんとした技術体系や指導方法が確立していないこの時代に、元・全米学生王者相手に、ここまでの動きが出来ている事だ!

恐らく、相当身体能力が高かったに違いない・・・。
いや~、いいものを見た!!