親父が末期ガンと戦っている。
あの恐かった親父が、痩せ細って弱々しくなっている。
でも、懸命に戦っている。

生きて欲しい!

若い頃、あんなに憎んだのに不思議なものだ。
そこは理屈ではない。
悔いなく生きて欲しい。

もうそれだけだ。

俺は、まだ奇跡を信じている。